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「東葛まちづくり交流会」第一回大会

「東葛まちづくり交流会」第一回大会が、8月8日(土)東京理科大学野田キャンパスで開催されました。“建築士による地域貢献まちづくり研究会”準備委員の小林芳雄氏による取材です。
 
東葛まちづくり交流会に参加して
この会は、6市2町からなる東葛地域の「まちづくり」の担い手が一同に会し、「まちづくり」に関する情報・思想・手法などを相互に交流し、学習する場として設立され、最初の大会が今回開催された。尚、主催者代表は理科大理工学部建築学科教授渡辺俊一氏である。
今回各地区で、「まちづくり」運動で活躍している8団体から事例発表があった。
各団体と発表概要は次のとおりである。
 
●流山自然観察の森を実現させる会
 オオタカが棲む「市野谷の森」の南側を常磐新線が通過することにより、この森がなくなり宅地化されてしまう恐れがあることから、この森を保全するための運動を展開している。
●松戸の景観を考える実行委員会(略して「景観ラボ」)
 「景観は市民の共有財産」であるという観点から、市民自らが将来的に景観の目標像を明らかにし,その実現のための施設提案を含む「市民版マスタープラン」を作ろうとしている。
 
●野田市まちづくり連絡会
 野田市のまちづくりに関して、JC(青年会議所)・商工会議所青年部・青色申告会青年部が合同して、自然環境とまちづくり・地下鉄8号線誘致促進運動・商業振興によるまちづくりについて活動をおこなっている。
 
●流山市民まちづくりネットワーク
 市の直面するいろいろな問題に対し、まちづくりに関心のある各種団体・市民の知恵と工夫を十分生かして、市民の側から行政に実のある建設的な提案をしようと活動している。
 「こんなまちに住みたい」〜流山都市マスタープランの策定に向けて(中間のまとめ)を発行。
 
●酒井根下田の森自然公園友の会
 近隣の「蛍やフクロウのいる自然」を開発から守り、子供たちに鳥や花を見、虫を手にとって観察できる自然を残すこと、また、里山の自然を生かした公園作りを進めるため活動している。
 
●松戸まちづくり連絡協議会
 「それぞれのまちづくりから協動のまちづくりへ」を合い言葉に、市民・企業・行政が一体となって設立され、次の三つを活動目標としている。
(1)まちづくりの課題に関する情報・意見交換、まちづくり計画への参画・実行
(2)行政の計画づくり、施設づくりへの住民参加のコーディネイト及び市民のまちづくりを支援する組織や個人などのネットワークづくり
(3)近隣都市の目的を同じくする団体等の交流及び会員相互の親睦・交流
 
●Enjoy手賀沼
 「ふるさと我孫子」は、手賀沼抜きにしては語れないとしており、手賀沼をテーマとした様々な運動をおこなってきた。水質浄化や景観保全を主体としたイベント「Enjoy手賀沼」は今年で3回目を終えた。
 
●JTまちづくり広域支援センター設立推進協議会
 本センターを来年前半に設立する予定であり、次の目的を掲げて活動している。
(1)地方分権を推進するために、生活圏が共通している東葛地域全体で、まちづくりについ ての住民意識を高揚し、あわせて都市連合(広域連合)を実現する
(2)広域行政を積極的に推進して、限られた財源を有効に利用しつつ、住民生活の質と利便の向上を図る
 
以上が事例発表の概要である。これらについて、理科大の村山氏・大林氏の両コメンテーターから意見が述べられ、また、質問カードの読み上げ、まとめとして渡辺教授より助言が出された。
以下に、その中からのキーワードと思われた事項を掲げてみましょう。
 
*市民が自ら提案して行く市民運動は有効。出来上がってから歯止めをかけるのは大変である。
*その住んでいる「まち」が好きであること、好きになることが基本。
*市民運動には、二つある。行政に遠いものと近いものである。
*縦割り社会の打破。ランドサットから見ると行政堺はない。
*市の境界を越えて考えなくてはダメ。
*市民、行政(市町村)、国がやるべきことの分担を明確にする。
 
そして、究極の一言「楽しくなければ、まちづくりでない。楽しいだけでは、まちづくりでない」

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